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MURAKAMI SHIHO村上 史歩
DATA
機関名: 京都大学
所 属: 附属図書館学術支援課研究支援掛(兼)
利用支援課利用支援掛
採 用: 平成30年4月1日

仕事内容を聞かせてください

研究支援掛は今年度新設された掛で、図書館の中でも最先端の業務に取り組んでいます。主に研究者が研究データを正しく管理するために必要な支援を行っており、論文の根拠データを本学の機関リポジトリに登録することもその一つです。利用支援掛では、ILL業務、文献検索やレポート・卒論執筆、論文投稿についての講習会、授業に出向いて図書館の紹介や文献検索の説明をする授業支援業務を行っています。カウンターで直接利用者の対応をすることもあります。

※機関リポジトリ…研究成果を無料公開するデータベース
※ILL…他の図書館と資料を相互貸借するサービス

仕事で印象に残っている
出来事を聞かせてください

「大学図書館の活用と情報探索」という授業の補助をしたことです。図書館やデータベースの使い方について、受講生への説明や課題の準備を行いました。特に昨年度からは感染症の影響でオンライン授業が始まり、事前に講義動画を撮影し、課題をウェブ上で提出可能にするなど、工夫しながら進めました。教員や他の職員と協力して授業を作り上げることは大変ですが、受講生から「レポート執筆やこれからの研究に役立つ」と言ってもらえると、やりがいを感じます。

小さなことでも
できる限り
報告や相談をする

私は2つの掛を兼務しているので、業務の調整やスケジュール管理が日々の課題です。上司も2人いますし、私が伝えない限りもう一方の掛の業務のことは見えないので、業務の予定なども含めて、小さなことでもできる限り報告や相談をするように心がけています。2つの掛は一見タイプの違う掛ですが、利用支援掛での講習会経験をもとに、研究支援掛でも研究データ管理の講習会を企画するなど、2つの掛の業務がつながる場面もあります。

今までの研修で
印象に残っている
ものはありますか

カリフォルニア大学デービス校での研修です。2ヶ月間、現地の図書館でオープンサイエンスに関する取り組みを調査しました。ホームステイ先のご家族や日本に関心のある方々と親交を深めたり、アメリカの大自然にふれたりすることもでき、大変貴重な経験でした。

※オープンサイエンス…論文や研究データなどの研究成果を広く一般社会へ公開しようとする流れ

余暇はどのように
過ごしていますか

コロナ禍になる前は友人と食事や旅行をすることが好きで、カナダ、インドネシア、ドバイ、ヨーロッパなど、海外旅行にもたくさん行きました。また、就職してから卓球を始め、職場の方々と仕事終わりや休日に練習していました。最近はそのような機会が減ってしまいましたが、読書や映画鑑賞、ランニングなど、ゆっくり自分の時間を楽しんでいます。

1年のスケジュール





MESSAGE

図書館職員は本の整理や貸出をしているイメージが強いかもしれませんが、それは私たちの仕事のほんの一部です。研究データ管理のような、大学の最先端の研究を支える業務もあって面白いですよ!

ぜひ一緒に働きましょう。

先輩カラのアドバイス