研修

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海外研修

OKUNO ATSUSHI奥野 篤志
DATA 機関名:大阪大学
所 属:免疫学フロンティア研究センター会計セクション
採 用:平成20年8月

研修を受けようと決めた
きっかけを聞かせてください。

私が参加した国際学術交流研修は、東京の日本学術振興会本部での研修が1年と振興会の海外研究連絡センター(ワシントンセンター)での研修が1年の計2年の研修でした。
私は、出身が外国語大学で、学生時代に留学していたこともあり、国際関係の業務に興味がありました。
大阪大学では過去にもこの研修に参加した方がおり、非常に有意義な研修だということを伺いました。
大学に留まるのではなく、学外に出ることで見識も高まると思い応募を決意しました。

大学職員なら知ってる
組織「学振」
(JSPSともいう)

大学と関係の深い「日本学術振興会」。日本の学術研究の振興や国際交流事業を行っています。
大学職員と関係のある組織として知っておいてもいいかも。
ほかにも、科学技術振興機構(JST)や大学改革支援・学位授与機構(NIAD-QE)などがあります。 はい、覚えられません!

研修先での
仕事内容を聞かせてください。

東京本部での業務は、10カ国11ヶ所ある海外研究連絡センターへの赴任者の旅費手続きやビザ申請、シンポジウムのために招へいする外部の教員の航空券手配、センターの会計書類のチェック等を行っていました。研修生は国際関係の部署に私含めて15名おり、日本開催の国際会議やシンポジウムの運営、学振が運営する外国人特別研究員事業等のプログラムに関する業務をしている同期もいました。
2年目のワシントン研究連絡センターでは、センターが主催するシンポジウムの運営補助等を行いました。また、現地大学で行う外国人特別研究員等の事業説明会を行う際の、大学担当者への連絡や日程調整、現地までの航空機手配や宿泊手配等行いました。現地の大学の担当者によってはレスポンスが遅いこともあり、苦労しました。
そのほかにも消耗品の購入や各種契約の締結等の事務をしていました。税関係の書類等、内容が難しいものに関しては、現地職員のサポートがありました。ちょうどオフィスの引越しもしくは改修を検討していた時期でもあったので、新オフィスや改修プランの検討、契約書類の調整等に、会計担当として携わりました。

SAKURA MATSURIに
出展!!

ワシントンの桜まつりは全米から人が集まる大イベント!
JSPSのワシントンオフィスも毎年出展しています。このときは、センター長デザインの「分光器」という研究成果を披露して、配っているところです。

研修先での経験を現在の業務に
活かしていることがあれば
聞かせてください。

大阪大学
免疫学フロンティア
研究センターって??

略して免フロ。
国際化を目指して英語で運営している組織です。
外国人の研究者も多く、事務職員もほぼ全員英語が話せます。 すばらしい!安心してください。
英語ができる人しか配属されません。たぶん…

現在所属している、免疫学フロンティア研究センターは外国人教員も多く、英語で質問をしてこられることや、英語での説明を求められることがしばしばあります。現地での大学職員や業者との交渉はもちろん英語でするので、英語でのやり取りには多少慣れたと思います。

MESSAGE

興味のある研修などがあれば、どんどん希望を言うべきだと思います。
違う土地や違う組織に行って体で覚えることも沢山あります。知識や経験だけじゃなく、

全国の大学から研修生が集まって横の繋がりが広がりますし、人脈を広げるという点でもいい機会だと思います。

文部科学省研修

TADA SAKURA多田 さくら
DATA 機関名:京都工芸繊維大学
所 属:研究推進課研究協力係
採 用:平成22年9月

研修を受けようと決めた
きっかけを聞かせてください。

統一採用試験を受験した当時から興味のある職種が多く、機会があれば色々な分野の仕事をしてみたいとずっと思っていました。
国立大学からの研修先は、文部科学省の教育関係の部署や、その関連機関が多いので、研修先が文化庁であることを聞いたときは驚きました。上司からも、「文化庁での研修は珍しい」と言われたので、今後携わる機会が少ないであろう職種を経験できるのであれば、ぜひ色々と学びたいと思い、研修を受けることにしました。

文部科学省の
研修制度って??

法人化されたとはいえ、大学の仕事は、文部科学省と深く関っています。
希望する職員は、大学に籍を残したまま、1年間、東京の文部科学省で勤務します。
「研修生」というかたちですが、文部科学省の職員として国の仕事に携わります。

研修先での
仕事内容を聞かせてください。

平成25年7月から1年間、文化庁の芸術文化課で主に芸術団体などへの補助金にかかる業務を行いました。文化庁で実施している事業の応募に係る書類のチェックから報告書の確認までの手続きが主な業務でした。
芸術文化といっても音楽から演劇、舞踊、映画、アニメーションの分野まで多岐にわたります。今までそのような方面にほぼ触れたことがなかったので、最初は戸惑いましたが、それぞれの専門官の方に色々と教えてもらい、歌舞伎やオーケストラ、オペラ、劇団などを視察させていただき、今まで興味を持つ機会がなかった分野も勉強できたことで、後学のための良い経験になったと思います。

研修先での経験を現在の業務に
活かしていることがあれば
聞かせてください。

京都工繊って
こんなところ!!

京都工芸繊維大学(いわゆる京都工繊)は、デザイン・建築分野の学部があるためとってもおしゃれ!
キャンパスの概観にもこだわりが見られます。学内を歩く先生・学生のファッションセンスも抜群!?

担当した事業のうち、初年度の立ち上げから参加したものがありました。
流れとしては、募集要項を作成、配布し、提出された応募書類に不備がないか確認し、専門の先生方への審査依頼と審査会の開催、採択、報告書の内容確認が一連の業務です。
文化庁では応募書類や報告書を審査、検査する側でしたが、大学に戻り、現在の部署ではそれらを作成、提出する側となりましたが、事業の流れがわかっている分、スムーズに対応できています。

MESSAGE

私が就職活動をした年はちょうどリーマンショックの時期で、折れそうな心をなんとか奮い立たせて統一採用試験を受験した苦い思い出があります。
周りの友人が次々に内定をもらっている中、とても辛かったですが、ふたを開けてみれば、とても良い大学に採用されたと感謝しています。
国立大学法人や公務員の内定は民間に比べると遅く、不安な時期も長いかと思いますが、

頑張って良かったと思う日がきっと来るかと思います。
全力でぶつかってください!